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結納について
結納は日本の婚約のスタイルとして古くから定着していましたが、最近は結納と
いっても略式結納や両家の顔合わせの食事会といったものに取って代わられる
ようになっています。
■ 結納の語源と歴史
結納の語源としてはさまざまな諸説がありますが
「結いのもの」・・・宴席で共に飲食する酒と肴を意味している「ゆきひも」・・・両家を結びつけるという意味
「言い入れ」・・・婚姻を申し込む言葉から転じたもの
といった言葉がいつしか「ゆいのう」→「結納」と変わったとされています。
結納の歴史は古く、日本書記には仁徳天皇の皇太子が妃を迎えるときに納菜を
贈られた、という記述が結納における最も古いものにあたるといわれます。
結納が一般化したのは明治時代に大正天皇のご成婚を庶民が真似をし始めた頃
からはじまり、地方の風習や流儀に影響を受けながら、 全国各地まで広がって
いったといわれます。
■ 結納の5つの形式
結納には大きく分けて5つの形式があります。
○ 伝統的な両家往復型仲人が使者となって両家を1往復半し、結納品を納めます。正式な形の結納の仕方
として紹介されているのはこの形で結納の場所は双方の自宅になります。
○ やや伝統的な往復型仲人が新郎宅から新婦側へ結納品を届け、新婦側から新郎宅へ受書を届けます。
仲人は両家を1往復、結納場所は新婦宅となります。
○ 片道型仲人が結納品を新郎宅から新婦宅へ届けて納めす。結納場所は新婦宅となります。
○ 集合型(女性宅または仲人宅)新婦宅(もしくは仲人宅)に両家が集まり、結納品を取り交わします。
○ 集合型(結婚式場、ホテル、レストランなど)仲人を含む両家、あるいは両家のみがホテルやレストラン、料亭等に一同に
集まり結納を取り交わします。会食のみの場合も多いようです。
集合型の結納のことを「略式結納」と呼び、昨今の結納はほどんどがこの
「略式結納」になっています。
■ 結納品
結納品は、昔は食べ物や着る物を現物で持参していましたが、現代では飾り物
に変化しました。結納品のそれぞれには縁起物としての意味があります。
○ 結納の正式九品目の呼び名とその意味
・目録(もくろく)結納品目を記したものです。
・長熨斗(ながのし)熨斗鮑(のしあわび)のこと。アワビをのし棒で伸ばしたもので長寿の象徴。
・金包(きんぽう)結納金を入れた包。女性には「御帯料」男性には「御袴料」と書く。
・末広(すえひろ)白い扇子を2本で1対としたもの。白は純潔、扇は末広がりを意味し、
家庭の繁栄を意味する。
・友志良賀(ともしらが)白い麻の糸。二人がともに白髪になるまで末永く添い遂げるとの意味が
あります。
・子生婦(こんぶ)昆布のこと。子宝に恵まれ子孫が繁栄するようにとの意味があります。
・寿留目(するめ)スルメ。婚家に留まり幸せな家庭を築く女性の象徴です。噛めば噛むほど
味が出るという意味もあるとか?
・勝男武士(かつおぶし)鰹節のこと。剛毅な男性の象徴で、男性の強さを意味します。
・家内喜多留(やなぎだる)柳樽にはいった祝い酒のこと。最近は酒肴料として現金を包むようです。
家内に喜びを多く留めるという意味です。
結納品は、正式には以上の9品目が該当しますが、地方によって特色があるので、
結納品の種類や内容に違いがあります。
略式で7品目(勝男武士と家内喜多留を除いたもの)、あるいは5品目(さらに
子生婦、寿留目を除いたもの)で行う場合も多く、割り切れないように5品目、
7品目、9品目にするのが一般的です。
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